バイト・派遣・副業

データ入力のバイト・派遣はきつい?どんな感じなのか詳しく解説

悩み中の人

データ入力のバイトとか派遣ってどんな感じなんだろう?具体的な仕事内容が知りたい。あと、きついノルマとかあるのかな?


このお悩みに答えていきます。

本記事の内容

  • データ入力のバイト・派遣の詳しい解説
  • 応募する前の注意点
  • メリットとデメリット
  • 向いている人と向いていない人の特徴
  • 応募する前に覚えておくと良いこと

上記の流れで解説していきます。

僕はデータ入力や事務系のバイト・派遣をいくつかの現場で合計3年以上経験しております。その経験を基に初心者に対してわからない点や不安な点、予備知識として覚えておいた方が良いことをできるだけ詳しくお伝えしていきます。

注意点

本記事の内容はあくまで参考程度に留めておいて下さいませ。実際の仕事内容やその他のルールにつきましては現場により異なりますので、ご注意下さい。

また、本記事は派遣や直雇用のアルバイトでオフィスに通勤するタイプのデータ入力ワークを対象としてます。在宅でできるクラウドソーシング型のデータ入力業務は対象としてませんので、ご了承下さいませ。

目次
  1. データ入力のバイト・派遣はきつい?どんな感じか詳しく解説
  2. データ入力のバイト・派遣に応募する前の注意点
  3. データ入力のバイト・派遣の良いところ・メリット
  4. データ入力のバイト・派遣の大変なところ・デメリット
  5. データ入力のバイト・派遣の向き不向きとは?それぞれの要素を解説
  6. データ入力のバイト・派遣で覚えておくと良いこと
  7. まとめ:データ入力のバイト・派遣は超おすすめできる

データ入力のバイト・派遣はきつい?どんな感じか詳しく解説

主な仕事内容

データ入力は商品やサービスの申し込み用紙やハガキを見ながら住所・氏名・生年月日・電話番号などの個人情報をひたすらエクセルや入力用のソフトなどに打ち込んでいくのがメイン業務となります。

入力画面の一例

顧客から届いたハガキなどがPDFなどの画像データにされていることがあり、上の画像のようにハガキと入力ソフトを並べて名前・フリガナ・住所などの情報を一つ一つ目視しながら打ち込んでいきます。

紙媒体の場合もある

この申込み用紙やハガキなどが画像データではなく紙媒体で束になっており、一枚一枚めくりながら入力するということもあります。その場合は、申込用紙やハガキの取扱いには十分注意する必要があります。

僕が過去に派遣で行った現場では、申込用紙がゴミ箱に捨てられていたことがあって大問題になっていました。紛失や流出は最悪裁判沙汰になることがあるので、こういったことには十分注意する必要があります。

データ入力の難しい部分

現場に入ると、そこで使用する環境(入力ソフトの操作方法やデータの処理作業など)に慣れる必要があります。これに関しては最初は難しく感じることがありますが、数日もすれば普通に慣れてきますので、難易度としてはそこまで高くはありません。

難しいことを挙げるとすれば、打ち込むデータで氏名に神代文字や異体字などが含まれている時にちょっと頭を使います。

神代文字(じんだいもじ・かみよもじ)とは

引用元:古代文字(神代文字)便覧

これは神代文字の一部ですが、これらの字は日本に漢字が伝わる以前に使われていた古代文字と言われており、これが名前の一部に含まれている方がたまにいらっしゃいます。

異体字とは

引用元:異体字早見表「羽」

引用元:異体字早見表「藤」

引用元:異体字早見表「龍」

このような見慣れた漢字の字体が異なる字のことを「異体字」といいます。この異体字が名前に含まれている方がしばしばいらっしゃって、よく見ないと普通の字体で打ち込んでしまうので少々注意が必要です。

この異体字は他にもかなりの数があり、僕でも把握しきれてません。

上記のような「神代文字」や「異体字」は普通のパソコンやソフトでは出力できないことが多いので、代替文字として何を入力するかなど、作業マニュアルを見たり現場のSV(スーパーバイザー)に聞いて判断してもらう必要があります。

神代文字はひらがなや「?」で表記したり、異体字は「普通字」でそのまま入力するなど様々なケースがあります。

職場環境のイメージ

データ入力の職場環境としては、オフィスの一室にパソコンがずらりと並んでおり、一人一台のパソコンに座り、基本的には一日中そこで仕事をすることになります。

派遣で中長期の契約の場合は、契約期間終了までずっと同じ席で作業をするといった現場もあります。

Hinoe

オフィスはすごく広くて綺麗な現場もあれば、古い建物で狭い現場もあります。パソコンも快適にさくさく動くものを用意してくれる現場もあれば、ボロボロのめっちゃ重いパソコンで作業することもあり、この辺は正直運です(笑)

どれくらい稼げるか

データ入力の時給は高めに設定されていることが多いです。より大きく稼ぎたいならば、直雇用のアルバイトではなく、派遣会社から応募することをおすすめします。

なぜなら派遣とアルバイトでは時給に大きな差があることが多々あり、酷い場合だと500円前後違うこともあります。

一般的なデータ入力の派遣の時給としては、地域にもよりますが大体1,200円~1,500円が相場です。(アルバイトだと少し下がる)

ハイレベルなタイピング力を求められる現場では2,000円前後という現場も見たことがあります。

給与シミュレーション

一例として、時給1,300円でフルタイムで働いた場合にどれくらい稼げるか計算してみます。

1,300円(時給)×8時間(1日の実働)×22日(週休二日)=228,800円

上記の金額から社会保険料や所得税などが引かれますので、大体手取りで18~19万円くらいと見て良いかと思います。現場によっては残業が発生することもありますので、稼ぎたいなら残業しまくればもっと稼げます!

男女比・年齢層について

男女比としては、女6:男4という感じで、女性がちょっと多いくらいです。

年齢層の割合

30代~50代くらいの主婦層が若干多い印象ですが、どの世代もまんべんなく勤務しています。

データ入力の仕事自体は特に性別や年齢による制限はなく、どなたでも働くことができる仕事です。

Hinoe

50代以上の男女も普通にいらっしゃいますので、年齢で負い目を感じる必要はないかと思います。

データ入力のきつい部分

唯一と言えるきつい部分は結構シビアに生産性を求められることです。

データ入力の現場では、一定時間ごとに進捗状況を監視し全スタッフの作業スピードをソフトなどで計測している場合があります。そのため、うまくサボることやごまかすといったことはできません。

求められる生産性

どれくらいの生産性(スピード)を求められるかはもちろん現場によって違いますが、僕が入った現場の中には1分間で80文字以上、テンキー入力では160文字程度は打って下さいという目安がありました。

例えば、ローマ字入力で「こんにちは」と打つには「konnnitiha」と10個のキーを入力しますが、出力される文字の数は5文字です。この平仮名・カタカナ・漢字の文字数で80文字という意味です。

入力するデータには数字やアルファベットもありますが、基本的に打ち込むべき文字や数字の数と認識していただいて問題無いです。

PC限定となりますが、タイピング速度をテストできるサイトがありますのでチャレンジしてみてください。(無料でやり放題)

>> e-typing【腕試しレベルチェック】

僕もやってみました。

結果はこのようになりました。

WPMという数値に注目してほしいのですが、これは1分間でタイプしたキーの数を表します。

何度かチャレンジしてこの数字がアベレージ200を越えていれば大体合格ラインとみて良いでしょう。

アベレージ300以上出せる方ならもはや文句なしのスピードと言えます。

Hinoe

僕はタイピング速度は速い方ではないですが、このレベルでも採用をもらえてましたので、僕より良い数字が出たならタイピング速度については全く問題ないでしょう。ただし、時給がめっちゃ高い現場は求められる速度がかなり高いこともあるのでその点はご留意ください。

服装について

服装については現場によっては私服OK、髪型自由という場合もありますが、オフィスカジュアルを指定してくる現場が多いです。

男性のオフィスカジュアルのイメージ

出典:GINZA Global Style

上の画像は結構本格的なオフィスカジュアルですが、実際はもう少し緩い感じでも許してくれる現場が多いです。

基本としては上は襟付きの無地のシャツ・下はチノパンかスラックス・靴は革靴と覚えておくといいでしょう。

Hinoe

ちょい厳しい現場だと男性はスーツ着用という場合もあります。

女性のオフィスカジュアルのイメージ

出典:Niau

女性のカジュアルは幅広く、色々な洋服の中から選べるので、毎日の洋服選びも仕事の楽しさの一つとなると思います。

データ入力のバイト・派遣に応募する前の注意点

注意点①:空求人・釣り求人に気をつけよう

データ入力系の求人には「空求人・釣り求人」と呼ばれるトラップ求人が混ざっていることがあります。

空求人・釣り求人とは簡単に言うと「過去にあった優良求人」または「存在すらしないでっちあげ求人」のことで、応募しても絶対に入職することができない嘘の求人です。

なぜそういう求人があるのか?

  1. 派遣会社が登録者を増やすため
  2. 他の不人気の求人に派遣させたいから

上記二つの意図があると考えられます。

これは僕も何度かやられた経験があります。派遣会社に登録に行くと社員の方と簡単な面談をするのですが、その際に僕が

Hinoe

〇〇の求人を見て応募に来ました。

と伝えると

申し訳ありません。そちらの求人は既に枠が埋まってしまいまして。代わりにこちらのお仕事ならすぐにご案内できます。

など、上記のような対応をされ、求人に記載されていた案件とは全然違う仕事を紹介されます。

これ、実際やられると結構…いやかなりイラっとします。仮に枠がいっぱいになったのでしたら、応募の段階で伝えるのが筋ではないかと思うのです。

違う仕事を紹介するとしても、求人情報に出ていた条件に近いものを紹介するのでしたらまだ話はわかりますが、酷いケースになると「データ入力」の仕事を希望しているのに「コールセンター」や「通販商品のピッキング」など、全然違う仕事を紹介してくることがあります。

しかも時給や通勤場所などの条件もかなり悪いものの場合も多々あり、開いた口が塞がらなくなります。

実際問題、それが本当に空求人・釣り求人だったと100%断定することはできませんが、明らかに条件が悪い他の求人を紹介してくるものですから、嘘の求人だったんじゃないの?っと突っ込みたくなるんです。

対処法としては凄く条件の良い求人を見かけた時は疑ってかかることです。明らかに「時給相場よりも高い」「その他の条件も魅力的すぎる」などの要素があれば怪しいです。

注意点②:データ入力が主業務であることを確認する

入力の仕事を探す際は求人内容の文言はちゃんと読み込むことをおすすめします。

なぜかというとデータ入力が主業務ではない求人が割と多いからです。

データ入力入力が主業務ではない例

  1. 倉庫でのピッキング:ピックしてきた商品のバーコードをパソコンに読み込ませて数字などを入力する→主業務がピッキング作業
  2. コールセンター:顧客とのやり取りの内容を専用ソフトに入力する→主業務が電話
  3. 書類の整理:整理した書類が何枚あったかなどをエクセルに入力する→主業務が一般事務など

上記のように主業務が他にあり、データ入力はその「付随業務」として行う形の仕事があります。

仕事がデータ入力オンリーの求人には「キーパンチャー」というキーワードが記載されている場合が多いので、求人内容をよく確認して見誤らないようにしましょう。

データ入力のバイト・派遣の良いところ・メリット

メリット①:体力的に楽+休憩が多い

データ入力は仕事中はずっと椅子に座って作業するので、体力的にはかなり楽です。体力に自信のない方や体を動かすのがあまり好きじゃない人にとっては最高の仕事と言えます。

楽さに加えて、データ入力の仕事では休憩をしっかりとくれる現場が多いです。やはり作業中はずっとパソコンの画面を見て目を酷使しているので、目を労わるということで休憩が多いのです。

現場によっては50分作業したら10分休憩をもらえる所もありました。しかも、この休憩は有給で給料からは引かれませんので、実働8時間だとするとを1日を通して1時間以上の有給を貰ってることになります。

もちろん、それとは別に1時間くらいのランチ休憩(こちらは無給)もあります。そのため、一日9時間拘束(実働8時間+ランチ休憩1時間)なら二時間以上の休憩があります。

メリット②:単純作業なので仕事をすぐに覚えられる

データ入力の仕事は言ってしまえば、同じことの繰り返しです。

そのため現場の仕事に一通り慣れれば、同じことをひたすら繰り返すルーティン作業なので、割と思考停止状態で仕事ができます。

数日の間は現場に慣れよう

  • 備品の使い方
  • 入力のルール
  • スピードと正確性を上げるコツ

これらは何日か仕事をすれば自然と身についてきます。

現場の仕事に慣れるまでの数日はそこまで生産性を求められることはありませんので、最初は職場に慣れるように注力できます。

メリット③:実務経験を積める

ゆくゆくは事務職系の仕事をメインにしていきたいと希望される方にとっては、データ入力はとても良い経験になると思います。

もっとグレードの高い仕事をやりたいとなった時には実務経験が必要になる場合があり、その際に役立つことがあるからです。

経験を積むと待遇がよくなる

  1. よりハイレベルな現場に入れるようになり時給も上がる
  2. スーパーバイザー(管理者)への道もある

1に関しては求められる生産性は上がりますが、時給も大幅にアップします。

2はざっくり言うと現場で作業者に仕事を教えたり、進捗チェックをしたりするリーダーになることです。作業者(キーパンチャー)を束ねるわけなので、実務経験必須です。

メリット④:専門的なスキルを必要としない

データ入力の作業者として入職するだけなら、基準値以上のタイピング速度以外の特別な資格は不要です。

必要なものを強いて挙げるなら

  1. ずっとパソコンの画面を見ていられる集中力
  2. ある程度の読み書きができる学力
  3. パソコンのちょっとした操作方法(便利機能やショートカットキーなど)

このくらいの能力があれば十分です。

人差し指だけでしかタイピングができません…ってレベルだとさすがに論外ですが、パソコンの仕事をやろうとする時点である程度の能力はあると思いますので、後は入職後に生産性を高めていく心がけがあればやっていけます。

データ入力のバイト・派遣の大変なところ・デメリット

デメリット①:不健康になりがち

データ入力の仕事をずっとしている状態というのは決して健康的ではありません。

オフィス内でのデータ入力の仕事中は基本的に椅子にずっと座りっぱなしです。休憩時間や作業中にトイレに行きたくなった時、または管理者に仕事の話をする時以外で席を立つことはあまりありません。

実際に健康を損なうこともある

  • 運動不足で太りやすくなる
  • 目の疲れ、ドライアイ、視力低下など
  • 座りっぱなしによる肩こり、腰痛、筋力低下

上記のような状態に陥ることもあります。

そのためプライベートではちゃんと運動することをおすすめします。

例えば、自分の部屋でスクワットや腕立てなどの筋トレをしたり、外出てウォーキングやランニングをしたりです。

週に何日かジムへ通うのも良いですが、一番は健康的な食生活を心がけることが大事です。この仕事をしていると本当にカロリーを消費しないので、高カロリーなジャンク食品を食べる生活を続けているとあっさり太ります。

デメリット②:単純作業なので苦痛になる場合もある

データ入力は一度現場に慣れてしまえば、後は淡々と同じ作業の繰り返しで刺激が無くなってきます。

全体から見れば少数ですが、中にはそれを苦痛に感じて辞めてしまう方もいました。

また、辞めるまで行かずとも作業中の退屈さから激しい睡魔に襲われることがあります。

Hinoe

僕は仕事中は常に目薬を胸ポケットに常備しており、眠くなってきたら目薬を差して睡魔を吹っ飛ばしてました。目薬は多くの方が使うアイテムなので、この仕事をすることになった際にはぜひ目薬の準備をしておくことをおすすめします。

デメリット③:ミスが多い+生産性が低いと切られる場合がある

この仕事をする上で心しておいた方がいいことは、それなりの生産性を求められるという点です。

現場ごとに「〇分でこのくらい量をこなしてください」という基準があります。

派遣の場合、派遣会社と派遣先の間で1ヶ月更新や2ヶ月更新などの契約期間を決めますが、現場が決めた基準に満たないスタッフは期間の更新をさせてもらえず、1ヶ月目で切られることが結構あります。

例えば、入職日が20xx年4月1日で1ヶ月更新の場合、契約は20xx年4月30日までとなりますが、作業ペースが遅く、生産性が低いと現場の管理者に判断された場合は次の更新はなく、この期間で終わりということになります。

実際にこれで退場させられた方を僕は結構見てきました。

データ入力のきつい部分でも説明しましたが、入力速度のアベレージが現場が求める基準値を常に上回っていることが好ましいです。

例えば、僕の場合だと職場が「この量を10分で終わらせて」という量をアベレージ8~9分で終えていたし、ミスもほぼ指摘されなかったので問題なく契約を継続させてもらえていました。

Hinoe

データ入力は確かに楽ではあるのですが、タイピングにはある程度の速度と正確性(誤字脱字が多くないか)が求められるので、油断は禁物です。

デメリット④:競争率がかなり高い

オフィスワークの中でもデータ入力の案件はいつの時代でもかなり競争率が激しいです。

理由として考えられるのは、やはり体力的に楽という部分と時給が他のバイトや派遣より高めに設定されている点にあると言えるでしょう。

僕はオフィスワークの他にも一日中汗だくになるまで歩き回ったり動きまくったりするバイトもしたことありますが、そういった肉体労働よりもなぜかずっと時給が高いのがオフィスワークです。

それに肉体系の仕事はやりたがる人が少ないので、人間心理的にオフィスワークに人気が集中する傾向にあるのかと思います。

具体的にどれくらいの競争率なのか

僕は複数派遣会社に登録しておりますが、ある会社の担当の方にデータ入力の仕事の倍率について尋ねてみたことがありますが、その時の回答としては

応募が大変殺到しておりまして、採用枠に対して7倍強となっております。

っと、言われたことがありました。

僕は過去にデータ入力を始め、色々なオフィスワークにいくつも応募して全部不採用になったことがあります。

データ入力というよりかはオフィスワークそのものが人気の仕事となっておりますので、時代や季節問わず、常に競争率が高いということは覚えておいて下さい。

データ入力のバイト・派遣の向き不向きとは?それぞれの要素を解説

データ入力の仕事に向く人と向かない人の特徴をいくつか解説します。向いてる要素があるかどうか自己評価してみましょう。

要素①:パソコンの画面をずっと見ていられるか

この仕事をする上で大前提となりますが、パソコンの画面をずっと見ていられるという要素は欠かせません。

理由は言うまでもなく、そうでないと仕事にならないからです。

人によってはパソコンの画面をずっと見ていられないという方がいらっしゃいますが、こういう方は残念ながらこの仕事には向きません。

目が疲れてもうだめぇ…

勤務時間中(フルタイムなら8時間)はずっとパソコンの画面とにらめっこなので、逆にそういうのが得意!好き!っという方は向いています。

また、パソコンの画面をずっと見ているのが苦手な方であっても、体力的に楽+休憩が多いでも解説した通り、頻繁に休憩を貰える現場が多いのでその点も考慮して検討してみましょう。

Hinoe

僕は細かい休憩時間も(なんならお昼休憩も)要らないほど没入できるタイプなので、この仕事をしていた時は本当に楽しかったです。

要素②:静かな空間で黙々と作業に打ち込めるか

データ入力の仕事は静かなオフィスの中で黙々と作業にあたることになります。現場にもよりますが、作業中に私語をするなどということはご法度です。

僕が派遣された会社の中には少人数規模で軽く談笑するような現場もありましたが、かなり少数派です。

基本的にはオフィス内にはキーボードをカタカタと叩く音が響き、それ以外は静かな空間なので、そういった雰囲気の中で黙々と作業できる方は向いていると言えます。

中には静かな空間が苦手という方もいらっしゃいますので、そういった方には少々しんどいかもしれません。

要素③:細かいところに気づけるか

この仕事はよく見ないと気づけない細かいアラが結構あります。

なぜかと言うと入力の元データとなる書類などは人の手によって用意されているので、ミスだったり、おかしな部分があったりと様々なヒューマンエラーがあるからです。

中にはスルーすると後々問題となるようなケースもあるので、細かいところによく気づくという気質の持ち主に向いていると言えます。

ミスの具体例

  1. 顧客から届く書類の記入漏れや記入ミス(住所、氏名、漢字間違いなど)
  2. 職場の人間の作業ミス(チェック漏れ、入力ミスなど)

上記のようにミスは顧客によるものと他の作業者によって発生します。

自分で処理できる(許可されている)のなら自分で処理しても大丈夫ですが、おかしな点や怪しい点があればすぐに現場の管理者に確認することがこの仕事では大変重要になります。知らん顔して作業を進めると後々問題になることが往々にしてあります。

データ入力の現場では誰がどの仕事をしたかというのがしっかり記録されていたり、防犯カメラがきっちり回っていたりするので、ごまかしが効かないように管理されていることが多いです。なので、そういった自覚が持てない方だと少々厳しいかもしれません。

現場も他の企業や機関から仕事を委託されていることがほとんどなので、従業員の粗相は現場の管理者側の責任問題となりますから、神経を尖らせて細かいミスに気づいて報告できるような方が向いていると言えます。

Hinoe

悪い言い方をすれば粗探しが上手なタイプが向いているかもしれません。

要素④:ある程度の地頭の良さがあるかどうか

データ入力の仕事は体力を使わない代わりに頭を使います。なので、地頭が良いに越したことはありません。

地頭というのは「学校の勉強がめちゃくちゃできる」とか「偏差値が物凄く高い」という意味ではなくて「自分で考える力」や「想像力の高さ」といった部分です。

地頭の良さがなぜ大切かと言うと、それがあまりにも不足していると職場の人に迷惑をかけるからです。

地頭が悪いとどうなるか

  • 自分で判断できないこと(しちゃダメなこと)を勝手にやってしまう
  • 困ったことやわからないことがあるのに質問せず、作業を進めてしまう
  • 自分の仕事がその後どんな影響を与えるかの想像ができない

上記のように他の仕事でも大切な要素ではありますが、データ入力などの個人情報を大量に扱う仕事では特に大事になります。

個人情報の漏洩は企業としては絶対にあってはならないので、そういったことをちゃんと理解できる頭は無いとさすがに厳しいと言わざるを得ません。

要素⑤:コミュニケーション能力がそれなりにあるかどうか

データ入力は業務中はひたすらパソコンの画面とにらめっこのため、コミュ症な人でもできると誤解されることもありますが、その認識は間違いです。

他のこれまでの要素でも説明したように、管理者の言うことを理解するための能力や不備やミスがあった際に、ちゃんと言葉で伝える能力は必須だからです。

コミュ症にも程度によりますが、管理者と言葉でやり取りができないとそもそも仕事になりませんし、質問力があまりにも低いと相手だって困ってしまいます。

なので、「仕事中は極力誰とも話したくない」というようなマインドの持ち主には正直向かないと言えます。

Hinoe

高度なコミュニケーション能力は不要ですが、社会人として仕事を円滑に進めるための会話はできないと向かないです。

データ入力のバイト・派遣で覚えておくと良いこと

応募する際にはスキルチェックを行うことが多々ある(多分9割以上の確率)

データ入力の仕事では現場に入る前にスキルチェックを行うことが多く、現場が求める最低限のタイピング速度や正確性をソフトを使ってテストされます。僕の経験上では100%テストされました。

どれくらいの速度が求められるかの目安は「データ入力のきつい部分」で解説した通りです。

当然、応募する現場によって基準は異なりますし、そのテストで先方に紹介できるレベルを超えている必要があります。

時給が高く、条件の良い職場ほど求められるレベルも上がると思います。

僕は派遣会社の登録者専用の職場検索サイトで時給2,000円前後のデータ入力案件を見たことがありますが、求人の文言を見ると具体的な数字については書かれておりませんでしたが、かなりのレベルを求められることがうかがえました。

Hinoe

僕は勇気が出ず、応募を控えたくらいでした…

先方との面談について

入職する前に現場の責任者と面談をすることがあります。

入職前に派遣会社の現場担当から「顔合わせ」や「職場見学」という表現を使って伝えられることが多いですが、現場の責任者と面と向かって自己紹介を唱えることを要されることがあるので、半分面接のようなものです。

しっかりと社会人としてのコミュニケーション能力があるかどうかを見られるポイントでもあります。

これ嫌がる人が結構いるのですが、僕もその一人です。

現場によっては50人以上の大人数が入る場合もあり、そういった案件では面談がなく入職できるケースがありますが、基本的には入職前の面談はあるものと思っていた方がいいです。

面談では「軽い自己紹介」で済む場合もありますが、結構ガチ目の面接みたいな雰囲気になることもあります。

Hinoe

もちろん不合格になることもありますので、そこは運が悪かったと割り切るようにしましょう。僕も何度も落とされています。

ブラインドタッチの必要性

現場が求める基準を最低限クリアしていれば必須ではありませんが、できるに越したことはないです。

実際に現場には手元をちょいちょい見ながらタイピングしている方も見受けられましたが、あまり見栄えはよくありませんので、できるようにしておきたいところです。

僕も昔そうだったのですが、いつまでも手元を見るようにしているとブラインドタッチが一向に身につきませんでした。

タイピングテストなどで鍛えるよりも普段から手元を極力見ずにタイピングする癖を付けるようにすると上達していくと思います。

休日について

データ入力のようなオフィスワークでは、基本的に土日祝休み固定になると思います。

実際にオフィスワークで、平日休みになる現場は結構レアだというのが僕の体感です。

役所での手続きやその他の理由で平日出勤が難しい場合は事前に相談すれば休むことはできます。休むのがもったいないと思うのであれば遅刻はできないかというのも現場の管理者に相談してみると良いでしょう。

同じ派遣会社で勤務期間が半年を越えると有給休暇が付与されますので、半年間頑張れば、平日に給料をもらいながら休むこともできます。

給料の高さか安定のどっちを重視するのか

データ入力の仕事をする際に「給料の高さ」か「安定」のどちらを重視するのかで、応募するべき場所が変わってきます。

給料を重視する場合は派遣会社一択

派遣は直雇用よりも時給が高く設定されていますので、「とにかくたくさん稼ぎたい!」という方は派遣を選択することをおすすめします。

デメリットとしては、先方から「あの人もう要らない」「派遣さんは来月いっぱいまで」とコールされればそこで契約終了となってしまうため、安定さには欠きます。

契約終了となれば、次月からまた仕事を探す必要が出てくるので、そこが超ネックとなります。

安定を重視するなら直雇用

会社がデータ入力作業者のアルバイトや契約社員を募集していた場合、そこに応募すると良いでしょう。

時給や月給は派遣よりも結構安くなる(時給200円~500円程度)のがネックですが、よほどなことが無い限り切られたりしないのが直雇用の強みです。

ただし、本当に給料的には安くなってしまいますので、割り切れるかどうかよく吟味しましょう。

Hinoe

僕は昔働いてた現場で直雇用のアルバイトの方に「俺Hinoeさんより時給300円も安いんすよ?」っと言われたことがあります。給与額を重視する方にとっては何かと不満が吹き出るかもしれません。

まとめ:データ入力のバイト・派遣は超おすすめできる

本記事ではデータ入力のバイト・派遣の仕事がどんな感じなのかをできるだけ詳しく紹介させていただきました。

データ入力の仕事は都会の高層ビル街などに職場があることもあり、ちょっといい気分を満喫できることがある魅力的な仕事です。

データ入力の要点まとめ

  • データ入力の仕事は年代・性別問わず、様々な方が就業している
  • 現場のルール(仕事のやり方・備品の使い方・注意事項など)を覚えるまで少々大変だが慣れれば快適
  • 仕事にはある程度の生産性(スピードと正確性)が求められるため、それを常にクリアできるよう心がける
  • あまりにも生産性が低いと契約更新(派遣の場合)させてもらえない可能性がある
  • 仕事を選ぶ際は「空求人」「釣り求人」に注意すること(条件が美味しすぎる求人情報には疑ってかかること)
  • この仕事をしていると運動不足になりがちなので宅トレやジムに通うなどして運動不足を解消しよう
  • データ入力の仕事は常に高い競争率にさらされているため応募する数を増やすなどして対応すること
  • 細かい点に色々と気づけるかどうか(ミスの発見など)
  • 管理者におかしな点やミスの報告などをしなければならないことがあるためある程度のコミュニケーション能力は必要

上記のような感じです。

データ入力の仕事は僕がやってきたアルバイト・派遣の中でもトップレベルに入るほどやってて良かった仕事です。

もちろん向き不向きはありますので、本記事をお読みになられて少しでも参考になれば幸いです。

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