パチンコ店のアルバイトをやってみたいけど、「やめたほうがいい」っていう噂もあるけど、実際どんな感じなのかな?
このようなお悩みにお答えします。
僕はパチンコ店のアルバイト(派遣含む)をトータルで3年以上経験しました。未経験の方の大抵の疑問にはお答えできると思いますので、本記事でしっかり解説させていただきます!
パチンコ店のアルバイトはなんと言っても時給が高めに設定されているので魅力的に思えますが、良くない評判もあるのも事実です。
そこで本記事では、パチンコ店のアルバイトが完全に未経験の方に向けて「やめたほういいよ」っというネガティブなイメージがある理由や本当にやめといた方がいいケースについて解説していきます。
本記事の内容
- パチンコ店のアルバイトが「やめたほうがいい」と言われる理由5つ
- こんな人は本当にやめておけ【向き不向きを解説】
- こんな店舗は本当にやめておけ【おすすめできない店の特徴】
パチンコ店のアルバイトは「やめたほうがいい」と言われる理由5つ
パチンコ店のアルバイトについて調べていると「パチンコ店のアルバイトなんてやめたほうがいいよー」なんていうネガティブな意見を目にすることがあると思います。
こういった情報を目にすると「パチンコバイトってどうなのかな?」って考えている方にとってはどうしても気になってしまうもの。
僕はパチンコ店のアルバイトを複数の店舗で合計3年以上やってますので、その経験から「やめたほうがいい」と言われる理由について深堀りしていきます。
理由一覧
- 接客のストレスがハンパない
- 労働環境がやばすぎる
- 社会的評価が悪い
- 危険な人間から命を狙われる
- 人間関係が劣悪
理由①:接客のストレスがハンパない
パチンコ店のバイトは「接客のストレスがやばすぎる」というようなことをよく聞きます。結論から言うと、接客に関しては他の接客業の職場とそう変わりはないと思います。
どこにでも「やばいお客さん」というのは存在するものです。
パチンコ店のお客さんは賭け事に興じているため、冷静さを欠いて熱くなっている方も多々いらっしゃいますが、大負けしたとしても大半の方は大人しく退店していきます。
ただ中には負けた腹いせに店員に八つ当たりしてきたり、悪態をついてくる方はたまにいらっしゃいます。
僕が受けた八つ当たり例
- 「おい!あんちゃん、この台いつになったら出んだよ!もう〇万も使ってるのによ!」
- 「おいお前、いい加減出せよ…」
- 「お前さーちょっと店長呼んでこい」
- 「ねえ、これインチキじゃない?お金返して」
上記は僕が仕事中に実際にされた八つ当たりの一例です。
他のスタッフも言われてるのを見たことは何回もありますが、ほぼ愚痴みたいなもので、これに関しては正解はないので上手く流すしかありません。
慣れてくれば「あーそうなんすねー(笑)」っと適当に流せるようになります。
それが原因で店内で暴れたり暴力行為をはたらいたお客さんは僕が働いていた時には一度もありませんでした。
もしいたとしても、速攻で取り押さえて警察に引き渡すだけです。
あまりにも酷い場合はお店の責任者が対応してくれますので、アルバイトならその点はなんら心配しなくても大丈夫です。
面倒なお客さんに絡まれたらそれなりにストレスは溜まりますが、そこは仕事だと割り切るしかないです。
僕は他にも接客業の経験がありますがパチンコ店は遊技がメインな分、接客のストレス度で言えばまだ穏やかな方だと思いますよー!
理由②:労働環境がやばすぎる
パチンコ店は労働環境が悪すぎると言われることがありますが、理由としては下記の要素があるからだと思います。
- 腰を悪くする
- 受動喫煙で不健康になる
- 店内の騒音で耳を悪くする
上記、一つずつ見ていきます。
腰を悪くする
アルバイトは主にホールでの仕事がメインになりますので、お客さんが出した玉(ドル箱)の運搬作業を任されます。
ドル箱が一杯になると大体10Kg前後になりますので、運搬の時に何箱か同時に持ち上げることが積み重なると、腰にダメージが蓄積して腰悪くする場合があるかもしれません。
ただ昨今のパチンコ店はパーソナルシステム(ドル箱を使わないで出玉を即時計数する機能)を採用している店舗が多数あるので、ドル箱の運搬が嫌ならこのシステムを採用している店舗を選ぶといいです。お店に応募する前に必ず下見に行きましょう!
受動喫煙で不健康になる
僕が働いていた時は店内で喫煙が可能な時代で、確かに健康被害はあったと思います。空調がポンコツな店舗だと空気が明らかに白くなるので、非喫煙者の僕にはなかなか辛いものがありました。
ですが、2020年4月1日からは全国で完全に分煙になったので、昔と比べてかなり働きやすくなったと思います。
ただ、店舗によっては喫煙所の清掃などをアルバイトが任される場合もあるかもしれませんので、この点はお店次第です。
喫煙所の掃除等は清掃専門のスタッフを雇って一任している店舗もありますので、ここら辺は運です!
店内の騒音で耳を悪くする
パチンコ店は台から出る音が非常に大きく、そんな台が何百台と稼働しているので、まともに会話ができないくらいうるさいです。
人によってはその騒音で「難聴になるじゃないか」と心配する方もいるようですが、そこは心配いらないと思います。
僕は合計で3年以上働いてますが、僕を含め周りのスタッフで耳の健康を損なった方は一人も見たことはありませんのでまず心配いらないと思います!
社会的評価が悪い
パチンコ店は風俗産業なので、一般的な人々から見るとあまり印象は良くないとされています。友人、家族、親戚からも白い目で見られるんじゃないか?みたいなことを気にする方もいるとか。
僕が昔聞いたことがあるのは「履歴書にパチンコ店での職歴があると将来就活する時に不利になる」っというものです。
ですが、何を重視されるかは就職する会社によってまちまちなので、上記の主張は必ずしも当てはまるわけではありません。
僕はパチンコ店での職歴を履歴書に書いて一般企業に正社員として採用され就職したこともあります。(落とされた会社も複数ありますが)
面接では「どんな仕事だったか」「お店の一日の売り上げってどれくらいあるの?」っといったことを聞かれた程度で特に嫌味を言われるようなことはなかったので、その点はあまり神経質になる必要はないと思いますよ!
危険な人間から命を狙われる
恨みを持った客から襲撃されたり、帰り道に刺されるなどと、パチンコ業界ではそういったことがしばしば言われます。時給が高いのは「危険手当だ」と言う方も。
確かにパチンコ店ではお店に火を着けられたり、強盗に入られたりするという事件は過去に何度も起こってますが、それは他の業界でも同じことです。
例えば、深夜のコンビニに押し入り店員に刃物を突き付けてレジのお金を盗るという事件は昔からとてもよく聞きますよね?
パチンコ業界だからと言って特別危ないという認識は誤りで、むしろパチンコ店は大金を扱うためカメラやセキュリティが盤石なので犯罪を行う人たちにとって決して狙いやすい環境ではありません。
ただ、女の子のスタッフが帰り道に客から尾行されたという話は僕が働いていた時に聞いたことがあります。特に遅番だと帰りは夜中24時くらいになりますので、暗い道を一人で歩いて帰るというのは少々危ない気もします。
僕が働いていたお店の中には「遅番の女性は一人で帰らないように」っというルールがあったお店がありましたが、実際事件レベルのことが起こる確率はとても低いです。
人間関係が劣悪
人間関係については昔ならガチで劣悪だったと言えます。
男女とも明らかにギャングや不良みたいな容姿の店員がいて、いじめなど日常茶飯事だった時代もあったようですが、今のパチンコ店はかなり改善されています。
身だしなみや接客マナーに関してはホテル従業員並みに教育されるお店もあります。
「パチンコ店に来る客は店員にそこまで求めてないでしょ!」とかつての同僚たちが言っていましたし実際僕もそう思いました。
確かにやりすぎなところがあるのは否めませんが、ギャングみたいな人が入ってくるのを防ぐという意味では良い方策だと言えます。
今では身なりに関しても、あまりにもチャラチャラしてるような人は面接で落とされますので、そこまで劣悪な見た目な人間というのは見かけません。
むしろ、仕事が終わったあと一緒に飲みに行ったり、食事したりといった交流もありましたので普通に楽しいと思いますよ!
こんな人は本当にやめておけ【向き不向きを解説】
僕が経験してきた中で、僕自身と他のいろいろなスタッフの方を見てきた上で、パチンコバイトってどんな人に向いているのか、どんな人には向いていないのかということをお話したいと思います。人によっては本当にやめたほうがいい人もいるかもしれないので、参考程度にお伝えします。
やめた方がいい人の特徴
- 極度の人見知り・コミュ症な方
- 立ち仕事が苦手な方
- 潔癖症な方
- 聴覚過敏な方
極度の人見知り・コミュ症な方
人とお話することが苦手、極度の人見知りという方にパチンコバイトはちょっと厳しいかもしれません。
なぜなら、パチンコ店はサービス業であると同時に接客業でもありますので、同じお店のスタッフやお客様とのコミュニケーションが頻繁に発生するからです。
仕事中はインカムという機械で絶えずスタッフとコミュニケーションを取りながら連携して業務をすすめていくことが求められますし、お客さんからもよく話しかけられます。
そういった時に、ちゃんと言葉を交わせないと仕事になりません。
僕もどちらかというと陰キャ寄りの人間ですが、それでも必要最低限のコミュニケーション能力はあったと思いますので、こなせていました。
立ち仕事が苦手な方
パチンコ店では仕事中は基本的に立ちっぱなし、歩きっぱなしです。
お客さんに呼ばれるまでかかしみたいにずっと突っ立っていればいいというわけではなく、ホール巡回をしながら様々な仕事を任されます。
ホール巡回中の主な仕事
- 台の清掃
- 空き缶、空き瓶、タバコの箱などのゴミ捨て
- お客様対応:トラブル対応、ドル箱交換、出玉の計数等
- ゴト(不正行為)の監視
常に動いていることが大事で、止まっていると怒られます。
パチンコ店の勤務時間は実働で7時間~8時間くらいでその内の6時間くらいは基本的にホールでの仕事(残りの時間は開店・閉店作業など)になります。一日に何時間も歩きたくないという方はやめておいたほうがいいかもしれません。
潔癖症な方
パチンコ店は色々な人が出入りするため大変汚れやすいです。あまりにも潔癖だとちょっときついのかな?っというのが僕が思うところであります。
パチンコ台、パチスロ台にはお客様が一番手を触れる場所なので、手汗や指紋がはっきりと見て取れることがありますし、床に唾や痰を吐く方もいます。
特にトイレは一番汚されやすい場所です。防犯カメラをつけるわけにはいかないので、見られていないからという理由で色々といたずらされることが多々あるんです!
清掃スタッフさんが常駐しているパチンコ店の場合、汚れの激しい場所の清掃をやってくれますが、台清掃についてはアルバイト店員はしょっちゅうやることになるので、それが問題なければ大丈夫だと思います。
聴覚過敏な方
パチンコ店は店内の騒音はもちろん、インカムで常に他のスタッフの会話のやり取りが聞こえますので、耳が休まる暇がありません。
パチンコ店の騒音が原因で耳を病んだ方は前述通り僕は見たことがありませんが、聴覚が過敏で静かな環境で仕事がしたい方にはまるで対極に位置する職場です。
僕も聴覚過敏な傾向にあって、大きい音や急に発生する大きめの物音、救急車や消防車のサイレンの音などがとても苦手です。それでもパチンコ店の騒音は全然気になりませんでした。
騒音が不安な場合は、実際にパチンコ店に入ってみて、どんな感じか下見に行ってみましょう!
こんな店舗は本当にやめておけ【おすすめできない店の特徴】
僕は8店舗のお店で働き、面接でも色々な店舗を訪れましたが、お店によって働きやすさや雰囲気は全然違うと感じました。そのためパチンコバイト初心者が働くお店を選ぶ際に避けた方がいいポイントについてお伝えします。
やめたほうがいいお店の特徴としてはシンプルに言うと「お金を持っていないお店」になります。
お金がないお店の特徴
- 建物の外観が見るからに古い
- 店内の設備がちゃっちぃ
- 新台が全然入っていない
- トイレが汚い
上記のような特徴があります。
なぜやめておいた方がいいかというと設備や人員に費用を割くことが難しいからです。そういったところに費用をかけてくれないとアルバイト店員の負担がかなり増えることになります。
どういうことか詳しく説明します。
避けるべき店舗の具体例
- パーソナルシステムを導入していない
- メダルの自動補充、自動回収機能を導入していない
- 清掃スタッフの雇用していない
パーソナルシステムを導入していない
先ほども少し触れましたが、パーソナルシステムとはパチンコ玉やスロットのメダルをお客さん自身で計数する設備のことです。
お客さんがやると言ってもやり方は凄く簡単で、パチンコなら下皿を開けておくだけです。メダルの場合は台横にジェット(計数機)がありますのでそこに流すだけです。
昨今ではスマパチ・スマスロという機種も増えてきており、計数という作業自体なくなってきております。
参考:スマパチについて・スマスロについて
玉やメダルを使う従来の遊技機の場合、このパーソナルシステムが無いと、お客さんが遊技を止める度に人の手による計数作業に入らないといけません。計数作業はパチンコ店のバイトの中ではトップレベルにきつい部類に入ります。
ひと昔前のパチンコ店は今ほどパーソナルシステムが普及しておらず、従業員による手動計数が主でした。狭い通路の中からドル箱を何十箱も運ぶということはもはやはただの日常でした。
特に夕方と閉店間際には必ずラッシュが来て、出玉を計数したい人たちの行列ができます。パーソナルシステム導入店は、これが自動化されるので従業員の負担はかなり軽くなります。
働きたいお店がある場合、このシステムを入れているかどうか必ずチェックしましょう。お店によっては一部のみパーソナルシステムだが、出玉アピールのために箱を使うエリアを設置している店舗もありますので、下見する時は全体をちゃんと観察するといいですよ!
メダルの自動補充、自動回収機能を導入していない
パチスロ台は、台の中にメダルが溜まりすぎたり、無くなったりした時に遊技機がエラーとなり、メダルの回収または補充をするまで再開できません。
これを自動化してくれる設備がないと手動での作業となり、バイトスタッフの仕事となります。
大当たりが止まらない台はメダルがなくなる度に呼び出され、補充をしなければなりませんし、メダル回収にいたっては台の中にメダルがたくさん溜まっている=お客さんがかなり負けている状態=お客さんがオコな状態なのでちょっと気まずいんです(笑)
清掃スタッフの雇用していない
パチンコ店では毎日エグい量のゴミが出るし、かなり汚れます(っていうか汚されます)ので、これらの清掃・処理してくれる清掃スタッフがいないとその負担は当然バイトにきます。
パチンコ店のお客が主に汚す場所はトイレです。やはり誰も見てないからとやりたい放題やってくたちの悪い方も中にはいます。
- 個室トイレの手すりに体液をぶっかける
- 便器の外に糞尿を漏らす
- 使用済みのナプキンを床に捨てる
汚い話で申し訳ありませんがどうかご容赦を(笑)とにかく男女問わず、いたずらされやすいのがトイレです。
他には「パチンコの上皿にタバコの灰を大量に入れる」や「上皿にジュースを流し込む」などがあります。
遊技台が汚された場合、清掃スタッフではなくアルバイトの仕事になりますが、清掃スタッフさんがいるだけでかなり楽になります。こちらも店内をぐるっと下見して、清掃スタッフの存在を確認することをおすすめします!
まとめ
パチンコ店のアルバイトに関して「やめたほうがいい」という理由については様々な意見が散見されますが、3年以上勤めた僕から言わせてもらうと、噂ほどひどい職場や内容ではないと思います。
本記事では「こんな人はやめたほうがいい」「こんな店舗はやめておけ」というようなことも交えて解説しましたが、結局一番大事なのは「働くお店選び」だと思います。
パチンコ店だから職場環境が悪いというわけではなく、お店の設備の良し悪しや雰囲気で仕事のしやすさは格段に変わります。
お店がボロかったり、設備が整っていなかったりする店舗はどうしても手間が増えます。逆に店内が綺麗で設備も十分に整ったお店は働きやすかったです。
そういった要素が極端なお店で働いた僕としてはやはりお店選びが重要だと思いますよー!